マトリックス管理(matrix management)

マトリックス管理(matrix management)

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マトリックス管理
マトリックス管理とは、機能別管理と部門別管理とを二元表の形に組み合わせることにより、部分最適化を成し遂げたうえで、企業活動の全体最適化を目指す管理活動をいいます。

 

 

マトリックス管理は、機能別管理の全体最適化を目指す活動と、部門別管理の部分最適化を目指す活動を有機的に組み合わせて、お互いに整合性を取る活動を行うことにより、企業としての全体最適化を図る取組です。

機能別管理とは、「経営基本要素(品質や、コスト、技術、⽣産、営業、人事・労務、安全衛生など)ごとに、全社的な立場から目標を定めて、それを効率的に達成するために、各部門(製品企画や、⽣産、設計、⽣産準備、購買、製造、販売など)の業務分担の適正化を図り、かつ部門横断的に連携・協力して行われる管理活動」をいいます。機能別管理が進めば、部⾨間のセクショナリズムを打破
して、品質機能のレベルアップや全社⽅針の⽬標達成、企業体質の強化など全社的な⽴場でものが考え
られるようになります。機能別管理は、TQC(TQM)活動を推進するうえで重要視される概念です(図1)。
トヨタ自動車は、機能別管理の概念をTQC活動としてかなり早い時期(1963~964年)に取り入れました。

一方、部門別管理とは、「企業を構成する各部門(製品企画や、⽣産設計、⽣産準備、購買、製造、販売など)に要求される機能を、部門ごとに強くしていこうとする管理活動」をいいます。この管理の弱点はそれぞれの部門が最適化を行っても、それが組織全体の最適化には必ずしもならないことです。

マトリックス管理の概念

参考URL:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/company_information/management_and_finances/management/tqm/explanation02.html

 

ORG: 2022/07/16