源流管理

源流管理(source control)

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源流管理

源流管理とは、「ものづくりの流れの源流(上流)にさかのぼって、顧客を満足させる製品やサービスの質を明確にして、品質やサービスの機能や原因を深掘りして、源流から管理すること」です。

製品として販売してから不具合が判明して修理や交換、廃棄を行うよりも、より上流である製造段階で作り込み(P-FMEA)や、さらに上流の開発・設計段階でデザインレビューなどによる不具合の予測と未然防止対策(D-FMEA)を行うことにより、優れた製品やよい質のサービスが提供できるとの考えに基づいています。

[源流管理で大切なこと]

(1)品質保証体系、新商品開発プロセスを整備することにより、手戻りなどの無い一貫したシステムを作り込むこと。

(2)使用者の立場に立った「真の品質」を明確にして、設計品質・工程管理の展開すること。このためには品質機能展開が有効。

(3)開発の各段階ごとに、マイルストーンを設ける。各ステージごとの目標や狙いに、到達していない場合は、次のステージに移行させない。

(4)製品企画、設計、量産試作の各ステージで、問題点を予測して、下流で起こりうるトラブルを未然に防止する。

(5)発生した不具合は、原因を上流工程にさかのぼって追及、暫定処置をしてさらに再発防止を図り、品質を保証する。

(6)標準や規定、チェックリストなど品質文書、品質記録を整備して、管理がぶれないようにする。

 

ORG*2022/06/18