かんばん方式

かんばん方式(KANBAN system)

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JIS Z8141:2001「生産管理用語」 では、
”かんばん方式” とは、「後工程引取り方式を実現する際に,かんばんと呼ばれる作業指示票を利用して生産指示,〕運搬指示をする仕組みのこと」
と定義されています。
ジャスト・イン・タイム生産を実現するための前提である平準化生産の具体的な方策がかんばんになります。
“かんばん”とは、生産工程の各工程間でやり取りされる伝票です。発注・納入にに必要な、発注量や、運搬方法、納入時期、納入場所などの情報が記載されています。基本の媒体はは紙ベースで行われますが、近年は遠隔地との情報のやり取りをITを駆使した電子媒体で行うことが行われています。いわゆる”電子かんばん” です。

かんばんの役割は、後工程は、”かんばん” に表示された必要数を前工程に引取りに行き、前工程では、”かんばん” に表示された必要数だけ生産するというように、”かんばん” は後工程の運搬指示と前工程の生産指示の道具として、利用されます。
“かんばん方式”は、作り過ぎや運び過ぎのムダを抑えることにより、中間品(部品)在庫を圧縮するとともに、ロット数の小さい最新の部品を使用することにより、品質向上や工程の遅延を検知する”目に見える管理”を担保する道具として非常に効果があります(適正に運用すれば、ですが)。

 

参考:品質月刊テキスト2013 No.398 「現場力を高めるQC用語」

ORG:2019/3/31