フールプルーフ

フールプルーフ(fool-proof)

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フールプルーフとは、「人が、ちょっとした気のゆるみや注意力が散漫になったりしたときに、起こしてしまうミスや過失を防止したり、これらにより引き起こされる不具合を低減するための工夫」をいいます。

JISZ8115-2000「ディペンラリティ(信頼性)用語」によれば、フールプルーフ(D18:fool proof)「人為的に不適切な行為又は損失などを起こっても、アイテムの信頼性及び安全性を保持する性質」と定義されています。

フールプルーフを達成するためには、
(1)誰が行っても、間違えないような設計や作業にする。
(2)万が一誤った行為をしても、誤りに気付いて、影響が出ないようにする。
の2種類の方法があります。

例えば、(1)の事例としては、
・押してはいけないボタンにカバーをかける。
・ボタン操作の順序を間違えると、動作しない。
などがあります。

(2)の事例としては、
・組立工程で、取付部品の種類を間違えると、次の組立工程に進めない。
・エリアセンサーを遮ると、起動ボタンが押せない。
などがあります。

フールプルーフは、「人間はミスをするもの」、「I人間の注意力は継続しない」という前提に基づいての対応を要求しています。

 

 

参考:
品質月刊テキスト2013 No.398 「現場力を高めるQC用語」

 

ORG:2020/12/14