見える化

見える化(visualization, mieruka)

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JIS B3000:2010「FA-用語」 では、
”見える化” とは、「生産の状況,品質水準の問題点などを誰にでも見えるようにする手段」
と定義されています。
また、同様の意味である”目で見る管理” については、JIS Z8141:2001 「生産管理用語」で、
“目で見る管理”とは、「作業者又は管理者が、進捗状況又は正常か異常かどうかといった生産の状況を一目で見て分かり,管理しやすくした工夫」
と定義されており、さらに備考として、設備管理の目的にはあんどん、作業者管理の目的には標準作業票又は作業限界線(定位置停止線)、原材料管理の目的には生産管理板、在庫表示板、かんばんなどがあるとしています。

“見える化” または”目で見る管理” の本質は、単に計画や実績を数値化して、図表やグラフにして掲示して見えるようにすることではありません。一人一人が作業の状態についての情報を共有して、人間の認識力の限界を保管して、現場レベルでの企業の能力を向上させることにあります。
すなわち、現場の情報を単に可視化するのではなく、問題点を見えるようにすることにより、ものづくりのあらゆる問題や事象を、できるだけ早期に顕在化させて、問題解決へのアクションを進めることにあります。

“見える化”、”目で見る管理” のツールとしては、赤札、かんばん、白線表示、:赤ライン、あんどん、生産管理板、標準作業票、さらし首、ミス防止板などがあります。

 

参考:
品質月刊テキスト2013 No.398 「現場力を高めるQC用語」
5S・JIT基本用語555  平野裕之  日刊工業新聞社

ORG:2019/3/31