官能検査
官能検査(sensory inspection)
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JISZ8144-2004「官能評価分析-用語」で官能試験(1015:sensory test)について、「官能評価分析に基づく検査・試験」と定義されており、これは官能検査と同義と考えられます。
官能評価分析(1013:sensory analysis)は、「官能特性(人の感覚器官が感知できる特性)を人の感覚器官によって調べることの総称」と定義されています。
官能検査の対象となるものは、例えば、
・出汁のうまみのような食品の味、香水の匂い、衣類の風合いなどのコンシュマー製品
・塗装面の傷や色むら
これらの評価について数値化できる測定器もありますが、むしろ人間の五感を用いて試験・検査した方が実感に近くあらわされることが多くあります。
しかし官能検査の問題点は、検査員の違いや、同一の検査員であっても体調などにより判定にばらつきを生じることがあります。検査員の訓練や体調管理、限度見本の作成などにより、ばらつきを極力抑えるために十分な管理が必要です。
参考:
品質月刊テキスト2013 No.398 「現場力を高めるQC用語」
ORG:2020/12/13