特性と要因,因果関係

特性と要因,因果関係(Characteristics, factors, and causal relationships)

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問題の⾒える化により特性の低下がわかれば、特性と因果関係のあると考えられる要因を抽出し、その要因を原因として対策することができます。

特性(特性値)

特性とは、仕事をした結果を表す項目で、そのものを識別するための性質をいいます。これを数値化したものを特性値といいます。
特に品質評価の対象となる特性を、品質特性といいます。品質特性の例は以下の様なものが考えられます。
①物質的
②感覚的
③行動的
④時間的
⑤人間工学的(安全に関するものを含む)
⑥機能的
⑦その他

管理が難しい品質特性は代用特性(代用特性値)で管理します。その場合は、元の特性との相関があることを確認しなければなりません。
代表的な例としては、部品の強さを測定するには、強さそのものを測定しようとすれば、例えば引張試験などの破壊試験をしなければならないですが、試験工数が非常に大きかったり、品物を破壊することができない、或いは抜取検査では全数保証が難しいなどの問題があるときは、鋼材では引張り強さと硬さとの間に相関関係が有ることを利用して、強さの代用特性として硬さ試験(絶対に傷が許されないならエコーチップなどを用いる)が用いられます。

要因と原因

要因とは、ある現象を起こす可能性のあるもの、或いは結果に影響を及ぼすと思われる値をいいます。

原因とは、要因の内、因果関係が明確になったものをいいます。

要は、要因が容疑者で、原因が犯人との関係になります。QC7つ道具の特性要因図を参照することをおすすめします。

因果関係

因果関係とは、片方の変化が、もう片方の変化に与える関係です。言い換えると、原因と結果になる関係をいいます。

 

 

 

 

ORG:2022/06/18