X-Rs管理図

X-Rs管理図(X-Rs control chart)

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\( X \)管理図は、\( \overline{ X } – R \)管理図のように、複数のデータを抽出して、群分けするのではなく、1点ずつ打点していく管理図です。データが得られる間隔が長い場合や、群分けして\( \overline{ X } – R \)管理図にするより、1点ずつ、観察したほうが工程の変化がよくわかり、アクションが取りやすい場合に用いられます。
\( X \)管理図の管理限界線の求め方としては
(1)データを群分けする方法
(2)移動範囲(Rs)を用いる方法
とがあります。現在よく行われているのは(2)の移動範囲\(R_{ s } \)から管理限界線を求める方法です。

取得したデータに基づいて、データの平均値\( \overline{ X } \) と移動範囲の平均値\( \overline{ R }_{ s } \)を求めます。

\( \overline{ X } = \displaystyle\frac{ ( X_{ 1 } + X_{ 2 } + X_{ 3 } + … + X_{ n } )}{ n } \)

\( \overline{ R_{ s } } = \displaystyle\frac{ ( R_{ s1 } + R_{ s2 } + R_{ s3 } + … + R_{ n } )}{ n } \)

従って

\( X \)管理図、\( R_{ s } \)管理図 それぞれの管理限界線は以下のようになります。

(1)\( X \)管理図      
中心線:     \( CL = \overline{ X } \)                   
上部管理限界線: \( UCL = \overline{ X } + 2.660 \overline{ R }_{ s } \)               
下部管理限界線: \( LCL = \overline{ X } – 2.660 \overline{ R }_{ s } \)               

(2)\( R_{ s } \)管理図       
中心線:       \( CL = \overline{ R }_{ s } \)              
上部管理限界線:   \( UCL = 3.267 \overline{ R }_{ s } \)             
下部管理限界線:   -        

\( X – R_{ s } \)管理図の例を、図に示します。

図  \( X – R_{ s } \)管理図の例  出典:第3版 品質管理入門

 

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参考文献
QC検定2級品質管理の手法   内田治  日科技連
よくわかる2級QC検定合格テキスト   福井清輔  弘文社
品質管理の基礎実務   武田正一郎  技術評論社
第3版 品質管理入門  石川馨 日科技連出版社 1989年
現場QC読本 管理図の作り方   川瀬卓他  日科技連
JIS Z9020-2:2016 シューハート管理図

引用図表
図  X-Rs管理図の例  出典:第3版 品質管理入門

ORG: 2025/11/28